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六本木ヒルズの役割
六本木ヒルズにはよく足を運ぶ。
ヒルズの集客率はオープン当初にもの珍しくて人が押し寄せたころと比べれば減っている。
ルイ・ヴィトンといった高級ブランドも売上は落ちているようだ。
ブランドにとっては、ヒルズに入っていること自体がステータスなのだと思えば安い広告費であり、今の客入りが本来の姿なのかもしれない。

他にはビルに入っているテナントが、今をときめく「ライブドア」や「楽天」「ゴールドマンサックス」といった話題性ある会社であり、これも企業にとっては、売上絶好調を示すステータスなのだろう。

私がヒルズを使う目的はお買い物や映画ならよい(というか、楽しい♪)のだが、いかんせん勉強である。
というのも、社会人大学院に通う身なので、ヒルズ内にある図書館(会員制で有料となっている)に行くためだ。

ここに通うようになって、「ヒルズ=きらびやか」というイメージだけで作られているわけではないことがわかった。

ヒルズでは色々な文化的プログラムを提供している。
「フラメンコ」や「アートフラワー」、「マネー講座」といった文化センターにあるような講座を、手軽な金額(単価3000円くらい)で、しかも1日講座という形で開いている。またビジネスを勉強したい人には各種の講座を提供している。

それからビルの敷地を利用して、太極拳講座を開いたり、アリーナでコンサートを行ったり、盆踊り大会を開いたりと、街の活性化につながる無料のイベントを用意したりもする。

http://www.roppongihills.com/jp/index.html

ヒルズは単なる営利目的だけでなく、いろんな人に様々な「価値」をあたえ、地域や人の心の活性化を促しているのだ。

つくりが複雑で苦手だという声も聞かれるが、道に迷えば案内所や警備員さんが親切に対応をしてくれる。

話題の場所だからと見物だけで終わった方には、ぜひ違う使い方を体験してもらいたいと思う。

文化の秋、風薫る秋、東京のど真ん中でエキサイティングな体験を!
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by small-cherry | 2004-09-26 08:23 | Tokyo
タリーズコーヒーについて
何年も前から「タリーズ」は気になるコーヒー店だった。

新聞などで時々見かける社長の松田さんは、私とほぼ同年代。
バブル期に入った銀行をやめ、スターバックス(以下スタバと略す)が日本に上陸してファッションとして受け入れられて流行する中、同じコーヒーを出してもスタバとはちょっと趣向を変えたタリーズを日本で展開。店舗が増えるたびに「頑張っているんだな」と、同年代の活躍に心を躍らせ、密かにエールを送っていたのだった。

その頃、私は神谷町の外資系の会社で働いていた。同じビルの1階にあったスタバより、5分ほど歩かなくてはいけなくても、美味しいアイスやデニッシュを売っているタリーズの方が好きだったことも応援の確固たる理由だ。屋外以外禁煙のスタバとの決定的な差別化は、分煙室が確保されていること。愛煙家も嫌煙家も行くことができる。

ただ店舗の絶対数ではスタバの圧勝だ。神谷町の次に転職した青山一丁目にある会社で働いていたときには、すぐ近くにあったので度々行ったものの、学生となった今ではほとんど学校と自宅の往復になるので、近接してなぜだか3店舗もある地元のスタバに行かざるをえない。

しかし先日麹町で見つけて久々に入ったタリーズで、サイドメニューのデザートや新しく出たというデリの工夫に驚き、スタバとの差別化が相変わらずきちんとなされていることに感心した。スタッフの感じのよさもスタバとは比較にならないほど良かった。(face to faceの対応がマニュアル化されていないところがいいのだと思う)

そしてレジにおいてあった松田社長の本、「すべては一杯のコーヒーから」に気づき、アマゾンで取り寄せて読んでみた。(2年も前に出ていたとは。もっと早く読めばよかった・・・)

この本を読んで、タリーズがなぜ良いコーヒーショップだと思うのかがよくわかった!

もともと幼いときから「食」に関心のあった松田さんは、コーヒー以外のメニューにも美味しいものを自分で探してきて置いていること、そして感じのいいスタッフのサービスは、第一号店の銀座店を苦労して立ち上げアルバイトスタッフや社員に対して直接指導してきた頃からのホスピタリティーが受け継がれていること、そして1番感動したのは、松田さんが「情熱と信念」を持った経営者であることが、とてもよく伝わってきた。

私はスタバではコーヒーは飲めども、食べものはお腹がよほどすいたときにしか食べない。あまり美味しくないからだ。ここ何年かタリーズを意識してメニュー開発をしており、最近はケーキも置いて努力をしているが、やはりタリーズのサイドメニューの美味しさには負けている。そして店舗の数が増えていく中で、スタッフのサービスが明らかにスタバは悪い。のろのろと新人がつくるコーヒーが、バリスタのコーヒーと胸を張っていえるわけがない。オーダーしたメニューと違ったものを出されたことも何度かある。先日は豆乳ラテを頼んだら、ホイップクリームがついてきた・・・。

タリーズがスタバのように数の展開をめざしているのかはわからないが、出店を増やすにしても、クオリティーを落とすようなことにつながってほしくない。立地調査や店舗のスタッフのきちんとした教育(コーヒーの入れ方や、スタッフへの接客ポリシーの意識付け)を行ったうえでの店舗運営をしていると思うが、その方針は今までどおりであって欲しい。

タリーズは経営者松田さんの顔が見える会社だ。
3年ほど前に出した「和」を意識した「KOOTS GREEN TEA」の経営、そして今回読んだ本からの想像だが、日本やアジアの食文化を海外にも展開したいという意欲が松田さんにはあると思う。食を通じて人に喜びを与えたい人なのであろう。

上場後もいろんな重責があると思うが、これからも益々活躍して欲しい。同世代としては励みになることもあり、自分の夢や希望を実現する努力をしてきている松田さんを心から応援したい。頑張れ、松田公太さん!

追記:松田さんの本「すべては一杯のコーヒーから」(新潮社)は、経営者としての気概が溢れる良書。人間としての魅力も伝わってきたのでお薦めの一冊。
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by small-cherry | 2004-09-19 07:45 | ビジネス
やっと観ました、「華氏911」
今日は遅ればせながら、「華氏911」を観てきた。

戦争の無意味さが伝わってくる秀作だと思った。

しかし、ムーア監督の前作「ボーリングフォーコロンバイン」のように、監督自らの突撃取材が少ないせいか、映画を観ながらの感度「ドキドキ、ハラハラ」が前作に比べると低下している。

想像だが、前作の反響が大きかっただけに、おそらく色々な横槍が入り、突撃取材ができなかったのかもしれないし、既にニュースなどで知っていることが多かったせいかもしれない。

とはいえ、アメリカという大国の不思議、ブッシュ大統領の存在、この戦争の意義・・・
「いったいなんなんだ???」と改めて考えさせられる映画だった。

命をかけて戦地に赴く人々の犠牲や悲しみの一方、拝金主義がうごめく世界にぞっとする。
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by small-cherry | 2004-09-16 22:09 | 映画・ドラマ
陰惨な事件に思う
「人間の命をなんだと思っているのだろう」と、思わず口をついて出る象徴的な出来事がこの数日の間にいくつもあった。まして子供の命を奪う事件ばかりだ。

大阪の小学生の犯人の死刑執行が昨日なされたと報道されたが、犯人の口からは謝罪の言葉もなかったという。

もし罪を犯す根本原因として、社会や周りへの怒りや不満があったのなら、それを爆発させる前に何か手立てがなかったのだろうか。胸のうちが正直に話せなくとも、周囲の肉親でも親友でも誰でもいい、日ごろのささいな出来事でも話せる人がもしいたら、他人の命を絶つようなことを犯さないだろう。

「人間はひとり」-本来私はそのように思っている。
それは孤独を意味するように聞こえるかもしれないが、自分の生き方に責任を持てるのは、両親や配偶者じゃない。

だが人間は1人では生きていけない動物である。
社会というシステムの中で、何らかのコミュニティやネットワークを作って生きていかねばならない。そうした中で、意義のある人間関係を求めれば、自分の意思で築くことができる。

ただ社会は時に冷酷で、コミュニケーションのベクトルが違うところにいくと、他人の心をいとも簡単に傷つけてしまうこともある。その傷を持ったまま、心を閉ざしてしまう人もいる。

最近の様々な事件について、職場でも家族、友人の間でも、何らか意見交換をしてほしい。凄惨な事件に対して憤りを持って欲しい。また自分がどんなに周りの人のおかげで幸せでいられるか、そして他の人に寛容な気持ちで接しているかどうか・・・今一度確かめて欲しい。
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by small-cherry | 2004-09-15 20:17 | 極めて個人的な所感
ワタシ流の健康管理について
以前、フィットネスをしていることをこのブログで書いたことがありましたが、その後の私の体調管理について、体にいいと思うことを・・・。

1. 夕食に炭水化物は取らない。

おかずは食べてもいいけれど、ご飯や麺類を控えることをスポーツジムのトレーナから薦められました。

おコメ命の私にはつらいのですが、夜は食べれなくとも、朝やお昼は食べられます。

そして炭水化物を夕食に摂らなくなったら、胃が軽く感じられるようになりました。

ご飯を食べない分、野菜や魚、時にはお肉(食べすぎには要注意ですが)で補っています。
単純に野菜を蒸したり、魚を焼いたりして食べるのって、食材そのものの味や香りが楽しめます。

2. 水は1日1.5リットル以上飲む。

できれば2リットル飲んだほうがいいと、これもトレーナーから教えてもらいました。
お茶やコーヒーはカフェインが入っているので、利尿作用が促進され、排出しなくてもよい栄養分まで出てしまうとのこと。また水は老廃物を流してくれるのに役立ち、循環をよくしてくれるそうです。

私はカルシウムとマグネシウムが沢山含まれているコントレックスを飲んでいます。

3. アミノ酸

知人からアミノ酸を飲むと、新陳代謝がよくなり、ダイエットにも効くのでと薦められました。
以前、スポーツジムでザバス製品のセールをやっていたことがあり、そのときに購入してアミノ酸の錠剤は家にありました。しかしこれまで単に運動前に飲むと筋肉痛にならないということしか知らなくて、時々思い出したように飲んでいただけでした。それも半年に1回位!

しかしこの3~4日、寝る前に飲んでみたところ、肩凝りがなくなりました!
私は少し本を読んだりしていたり、長い間パソコンに向かっているだけで、肩がパンパンに張ってしまい、よく整骨院のお世話になっているのですが、あら不思議。この数日、肩が痛いと思ったことがありません。

運動しなくとも、就寝前と、朝起きたときに飲むと効果的・・・と知人の話です。

4. 定期的な運動

やはり有酸素運動を続けていると、体重のめざましい変化はなくとも、体に締りが出てきます。嬉しかったのは、きつくなってしまったパンツやスカートが、するっと入るようになったこと。そして腹筋運動が苦にならなくなってきて、腰痛が和らいできました。

ということで、思いついたことをいくつか書いてみました。
何かお役に立つことができれば幸いです☆
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by small-cherry | 2004-09-14 01:23 | 極めて個人的な所感
吉野家社長の話を聴いて・・・
先日、吉野家社長の阿部さんの講演会に行ってきた。

牛丼が店頭からなくなるときには吉野家に食べに行ったし、前期の組織論のテストに取り上げられていたこともあり、関心を持って参加したのだが、元々バンドをやっていて音楽をやるために東京に出てきたと快活に話す、ウイットに富んだとても明るい社長さんで、こういうタイプの人だから、BSE問題のような社運を揺るがす事態が起きても、社員がついていこうと思うんだろうな・・・と感じた。

講演の中で、
「影を消そうとすると、光を失う。光は放たなくてはいけない。
欠点は欠点として改善しなければいけない。
光を消さないように、何を変えなくてはいけないか、ということを考えるべき」とおっしゃっていた。

過去の倒産やBSE問題のように、そのときどきの「危機」を乗り越えるため、新しいことに取り組んでいる阿部さんだからこそ、真実味を持って伝えられる言葉だと思った。過去の倒産時には、自ら社員の研修にあたり、財務数字を読めるように教育したと聞く。今回の牛丼の代替メニューである豚丼やカレー丼しかり。牛丼がなくとも利益率をある一定のラインから落とさぬように、できる限りの工夫をしている。

阿部さんが言う欠点というのは、「競争上の不利益」や「危機」だけではなく、その固有の人やモノに備わる生来の「欠点」に当てはめてもよいと思った。

私自身、欠点はた~くさんある。
でもそれを知りながら、行動するのとしないのでは大違いだ。隠すのではなく、欠点をアドバンテージに変える「意志」こそが、生きるうえでの知恵なのかもしれない。

吉野家フリークではないのだが、牛丼が解禁になった暁には、苦労された阿部さんと祝杯をあげる気分で、吉野家に足を運ぼうと思っている。
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by small-cherry | 2004-09-12 09:03 | ビジネス
ネットオークションのすすめ
インターネットのオークションに参加したことはありますか?

私は落札したこともありますが、圧倒的に出品者側です。
自分でも持ち物が多い人だと思います。
使わなくなった鞄、着ない洋服、年齢的にあわなくなったもの。
勉強しようと買った英語の参考書類。
昔は欲しくてたまらなかったものが、使わなければただのガラクタになっているものもあります。
それから、いただいたはいいが、使うことなく、倉庫に入りっぱなしのもの。

そこで、私はネットオークションに出品をするようになりました。出すようになってから、まだ1年足らずですが、はや200件を超える出品物をお譲りしました。

オークションのメリットをあげてみると
1. 眠っているものや不要なものを、必要とする人に渡すことができる。
  ⇒経済的にいうならば、財物の循環(?)をしているのかな。

2. 価値の再発見
  ⇒自分にとって価値のないものが、他の方にとって「重要な価値」を生み出す。

3. 小さなお小遣い
  ⇒眠っておいたままでは、何の貨幣も生みませんが、たとえ少額でも利益を生み出す。
  ⇒そこで得た利益を、自分の欲しい何かに再投資できる。

ただものを売り渡しているだけでなく、自分なりに工夫をしていることがいくつかあります。
それは・・・

1. 落札後は早く連絡をとり、できるだけ商品を早く送ってあげる。

2. 手紙をつける。(時候の挨拶、落札してもらったことへの感謝等)

3. 丁寧なパッキング

こうしたことが落札した方に非常に喜んでもらえたりして、お礼のメールや、オークションサイト上の「評価」につながっています。中にはリピーターとなって、落札してくれる方がいます。
先日、久しぶりに出品したのに、リピーターの方が落札してくれたりして、何か目に見えない信頼の絆があるような気がしました。

また沖縄や北海道といった、遠くの方とのご縁もあります。

相手の方に喜んでもらえることが、とても嬉しくてオークションに出す自分の喜びにつながっています。

たとえお会いすることがなくても、心のこもったやりとりができればいいなと思ってやっているのが、私流「ホスピタリティー」です。

眠っているものを必要とする人のもとに・・・
自分でできるリサイクルに興味をもし持たれたら、ぜひオークションにトライされてはいかがですか?
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by small-cherry | 2004-09-06 22:54 | 極めて個人的な所感
ライブドアの堀江社長の本から
最近、ライブドアの堀江社長の本が売れている。

確かに堀江社長の手腕はすごいし、ベンチャー企業を志す人にとって、夢と希望を与えている。その言動がワイドショーの話題にもなり、堀江社長個人のみならず、ライブドアという会社の名前は、ITとは無縁な私の両親でさえも、知るところとなった。社長自ら抜群の宣伝マンだと思う。

その著作だが、本は買わないが、ぱらぱらと書店で立ち読みをした。

ある箇所に、女子高生が電車で化粧をしていることが、他人に迷惑をかけているわけではないし、彼女たちもそのつもりはない。それをとやかく他人の目の不感症とか非難することはない・・・と書いてあるくだりが目に留まった。(ディテールは違っているかもしれないが)

正直いって、「やっぱりな・・・」と思ってしまった。
豊富な資金力でニュービジネスの寵児だと言われているが、若さと他企業で働いた社会経験のない堀江社長に抱く、なんともいえない「不協和音」(つまり共感ができない部分)が、こういうことだったのかと、はっと気づいた。
女子高生のくだりから感じたことは、例える次元がずれていることだ。

私は女子高生の化粧は、はっきり言って不快に感じている。それは彼女たちが電車の中で化粧をするようになってから、いい大人(明らかにOL)までがラッシュの車内でフルメークで化粧をしたり、マニキュアを塗るようになってしまった。混雑している電車で立ちながら菓子パンをほおばる若い女性。明らかに、彼女たちのやっていることが、分別があるはずの大人の行動にも影響を与えたのではないか。中年のおじさん、おばさんまでもが、山手線や地下鉄の中でパンやおにぎりを食べているところを、私は何回も見ている。

他人のことに関心がない人の隣にたまたま座ったことで、その化粧や食べ物の匂いを電車の中でかぎたくなんかない。

(付け足していうならば、中年の男性が電車の中でスポーツ新聞ののアダルト面を女性の隣で開いていることだって、私は「セクハラ」だと思うし、とてもそういう人をかっこいいとは思えない!!)

堀江社長がこの例えからいいたかったのは、新しい考え方ややり方をするものを、「出るくいは打つ」かのごとく非難される覚えはないし、何の迷惑を他人にかけたか!といったご自身のスタンスから来ているのではないかという気がした。近鉄球団買収をしたいと声をあげたときに、「わけのわからない人物に経営権を譲渡できない」と言われたことにも立腹しただろう。

古い体質の企業や経営者を非難するのは、近鉄問題からもよくわかる。世の中の新規参入の企業のイノベーションを阻害したり、または有能な人材やひいては組織の活性化を妨げている要因には、頭の古い経営者のせいだと私自身も思っている。

ただ世の中のマナーや規範は、他人に迷惑をかけないために存在している。

女子高生の化粧を容認する堀江社長という人は、ビジネスは手広くやっていても、狭い世界の中でしか生きていないのではないかと思った。今や影響力がある人にもなったのだから、ずれた考えを撒き散らすのはやめてほしい。

もっと電車にでも乗って、世間を広くみてください、堀江さん。
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by small-cherry | 2004-09-05 10:13 | 極めて個人的な所感
私の好きな作家、石田衣良さん
ずっと前から石田さんの作品のファンである。
別冊宝島「石田衣良style」というのが出ていて、昨日購入した。

石田さんの作品を読んだことがない方でも、TBSでドラマ化された「池袋ウエストゲートパーク」や、直木賞をとった「4TEEN」の作家だといえば、おわかりになる人も多いだろう。

私がファンになったきっかけは、「スローグッドバイ」という恋愛をテーマにした短編集であった。登場人物は、おそらく20代。しかしその頃に自分が感じていたことと重ね合わせたり、出てくる人のセリフに「これ、すごくいい!」とワクワクして読んだのである。

著者のことは全く知らず、久しぶりに本を読みたくなって、まずはライトな短編をということで適当にあたりをつけて買っただけに、偶然出合った本の読後感は、「この人はすごい!」。
それまでに出ていた石田さんの作品をすぐに全部読破してしまうくらい、夢中になった。

若者の感性や、都会で生きる人々の揺れ動く様、そして東京という街の「魔性」、石田さんの本は臨場感にあふれている。そして子供の心理までも、作品にはうまく捉えられている。

特に「池袋ウエストゲートパーク」は、私が学生時代をすごした街が舞台であり、目の前に西口の街の様子が浮かんでくる。

新刊を手にして読み終える度、私は深くため息をつく。
題材の守備範囲の広さと、世の中の救いようのないような出来事の中にも、希望という光を持たせる作者の温かさを感じて。

昨日買った宝島を読みながら、今日は眠りにつこう。また電気をつけっぱなしで寝てしまうかもしれないけれど・・・。
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by small-cherry | 2004-09-04 00:17 | BOOK
2005年の手帳
8月31日を以って、私の夏休みは終わりました。
明日から大学院(ビジネススクール)の授業が始まります。

1ヶ月ちょっとの休みでしたが、この年齢で長きに渡る休暇があるというのは、働いていたり、子供がいたりする生活ではありえないことであり、貴重なものだと実感しました。

OL時代の私といえば、たかだか5日連続の有給休暇や、連休に休暇をもらい、年に3回は遠くても近くても必ずどこか海外旅行をしていた時期がありました。それは都市や遺跡や自然が好きな自分の趣味ということもあったのですが、短期の間でも、仕事や人間関係の煩わしさから解放される快感と共に、自分のことを誰も知らない異国の地で、異邦人の感覚を味わうことは自己を見つめ直すいい機会でもあります。

「自分という存在はなんだろう」「何のために生きているのだろう」・・・。

旅は麻薬のようだという人もいますが、旅で得る高揚感というのはまさにそんな感じです。

今年の夏休みは、海外に出かけるわけでもなく、学校に進学してからの約4ヶ月のハードな生活でなくした体力や気力をみなぎらせるため、気の向くまま好きな生活を送ってきたように思います。「行動的」と自他共に認める私からすれば、おとなしい日々を送ったかもしれません。でも読みたかった本を読んだり、経営学を学んでいるのに目を通せなかった経済新聞を読んだり、整理する時間がなかった冷蔵庫の賞味期限切れの食品を整理したり、革靴をぴかぴかに磨いたりスポーツジムに通ったり・・・日ごろしたくてたまらなかったことを色々とやったことで、単純なことの積み重ねに結構満足しています。

ところでここ数年、ルイ・ヴィトンの手帳を使っていたのですが、なんとなく自分にしっくりこなくて、違う手帳も併用してみたりと、いつの間にか手帳が白紙のまま年を終え、結局ムダな使い方をしていました。(ヴィトンの手帳を使って合わないと思うのは、祝日が何のお休みか英語でしかも小さくしか記載がないことです。外国製なので仕方ないのですけれど)

しかし今日地元の駅ビルに入っている、わりとしゃれた雑貨を扱う文房具店で、小さなポシェットの中にも入りそうなコンパクトサイズの、しかも何の祝日だか日本語で記載がある「2005年の手帳」を見つけ早速購入しました。

この夏休みに将来のことを考えたりもしたのですが、来年は自分の「夢」に向かって、やりたいことを必ずやろう!と心に決めたことがあり、自分の期待が膨らんでいるからこそ、こんな早い時期に手帳をつい買ってしまったのです。

まだこんなことを言うのは早いのですが、「私の来年は輝くぞ!」と心の中で誓っています。

さてそのためにも、明日からの学生生活が何か自分にとって得るものがあるといいな♪と期待して授業に出よう・・・と、来年の手帳を繰りながら思う夏休みのラストデイでした。

明日から9月、直に秋です。これを読んでくださった皆さんも、心身を活力でみなぎらせて快適な季節をスポーツに芸術に、食欲に!?楽しんでください。(勉学に忙しい私も、何か必ず「秋らしいこと」を楽しみたいと思います)
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by small-cherry | 2004-09-01 01:50 | 季節もの