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私の好きな作家、石田衣良さん
ずっと前から石田さんの作品のファンである。
別冊宝島「石田衣良style」というのが出ていて、昨日購入した。

石田さんの作品を読んだことがない方でも、TBSでドラマ化された「池袋ウエストゲートパーク」や、直木賞をとった「4TEEN」の作家だといえば、おわかりになる人も多いだろう。

私がファンになったきっかけは、「スローグッドバイ」という恋愛をテーマにした短編集であった。登場人物は、おそらく20代。しかしその頃に自分が感じていたことと重ね合わせたり、出てくる人のセリフに「これ、すごくいい!」とワクワクして読んだのである。

著者のことは全く知らず、久しぶりに本を読みたくなって、まずはライトな短編をということで適当にあたりをつけて買っただけに、偶然出合った本の読後感は、「この人はすごい!」。
それまでに出ていた石田さんの作品をすぐに全部読破してしまうくらい、夢中になった。

若者の感性や、都会で生きる人々の揺れ動く様、そして東京という街の「魔性」、石田さんの本は臨場感にあふれている。そして子供の心理までも、作品にはうまく捉えられている。

特に「池袋ウエストゲートパーク」は、私が学生時代をすごした街が舞台であり、目の前に西口の街の様子が浮かんでくる。

新刊を手にして読み終える度、私は深くため息をつく。
題材の守備範囲の広さと、世の中の救いようのないような出来事の中にも、希望という光を持たせる作者の温かさを感じて。

昨日買った宝島を読みながら、今日は眠りにつこう。また電気をつけっぱなしで寝てしまうかもしれないけれど・・・。
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by small-cherry | 2004-09-04 00:17 | BOOK